細かな形状は異なるが、本車輌の量産仕様であるFV101 Scorpion偵察戦車とはよく似ている。
Tier 7 イギリス 軽戦車
スペック
車体装甲厚(mm) | 30/15/15 | 本体価格(シルバー) | 1,310,000 | |||
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最高速度(km/h) | 前進 | 58 | マッチング範囲(戦闘Tier) | 7~9 | ||
後退 | 22 | 派生元車輌 | Cromwell | |||
隠蔽率 | 静止時 | 0.33 | ||||
移動時 | 0.33 |
詳細
パッケージ名 | エンジン | 主砲 | 履帯 | 砲塔 | HP | 通信機 | |
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出力 | 下記参照 | 車体旋回速度 | 砲塔装甲 | 通信範囲 | |||
出力重量比 | 地形抵抗 | 旋回速度 | 視認範囲 | ||||
初期状態 | Cummins BTA 5 | 75mm LT Gun Mk.V | GSR 3301 Setter | GSR 3301 Setter | 830 | C.13/B.42 | |
200 | 40 / [36.36] | 35/15/15 | 400 | ||||
26.89 | 1.0/1.1/2.0 | 40 | 360 | ||||
75mm HV L40開発時 | Jaguar 4,2 XK6 | 75mm HV L40 | GSR 3301 Setter Phase II | GSR 3301 Setter Phase II | 860 | C.13/B.47 | |
220 | 42 / [38.67] | 40/15/15 | 600 | ||||
27.85 | 0.8/0.9/1.8 | 42 | 370 |
※車体旋回速度の実質値は通常地形、操縦手熟練度100%で計算。スキル及び超信地旋回の可否は考慮していません。
主砲性能 | |||||||||||
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名称 | 弾種 | 弾代 | 貫通 | ダメージ | 発射速度 | AP弾 DPM | 照準時間 | 精度 | 総弾数 | 最高角 最伏角 | |
75mm LT Gun Mk.V | AP APCR HE | 80 7G 100 | 115 144 38 | 110 110 175 | 13.64 | 1,500 | 2.20 | 0.40 ? 1.92 | 60 | +15 -10 | |
0.38 ? 1.92 | |||||||||||
75mm HV L40 | AP APCR HE | 165 8G 215 | 180 220 75 | 135 135 175 | 10.71 | 1,553 | 1.80 | 0.38 ? 1.92 | 50 | +15 -10 |
※先頭のセルの色は対応するパッケージの色となります。
解説
- 概要
2020年6月に追加されたTier7のイギリス軽戦車。
PC版と違いCromwellから派生しており、軽戦車並みの機動性を誇ったCromwellから本当に軽戦車になってしまった。
1960年代中期、参謀本部の要求に基づいてアルヴィス社が開発したCVR(T)シリーズの試作車輌である。
GSR*1は「参謀要件」の意。Setter(セッター)はイギリス原産の猟犬の事。
- 火力
俯角は-10°と十分。次のLHMTVやTier10のManticoreのような仰角制限はない。
オートローダー車輌に劣るほどDPMが低く、この後も同じ短所を引き継いでいくので、DPMに頼らない戦い方を本車から身につけていく必要がある。
低単発かつ低DPMであるためSP I C等の同格より単独での戦闘力が低く、1対1だと格下にも撃ち負ける可能性が十分ある。常に味方と連携できる位置取りを意識しよう。
PC版と異なり、絶望的な性能だった6ポンド砲がなくなり75mm砲が初期砲となった。
--QF 6-pdr LT Gun Mk. V
初期砲。Crusaderの最終砲に似た名前だが、発射速度が信じられないレベルで超劣化しており、DPMは半分以下になってしまった。
いくら初期装備とはいえ、Tier7にしてTier2と同レベルの3桁DPMという悲惨な性能であり、劣悪を通り越した驚愕の攻撃性能である。*2
この主砲で出撃する場合、偵察はともかく攻撃面では間違いなく味方の足手まといになってしまうだろう。- 75 mm LT Gun Mk.V
初期砲。ダメージはそれなりだが貫通力が低く、金弾ですら144mmと極めて低い。
格上相手には側面ですら弾かれる恐れがあり、ほとんど無力になってしまう。
さらに精度も拡散も劣悪で命中率にも不安がある。
全体的に頼りない砲なので、フリー経験値が豊富にあるならスキップするのも手だろう。
PC版と比べるとDPMが大きく向上している。 - 75 mm HV L40
最終砲。相変わらずDPMは劣悪だが、貫通力が大きく強化される。
特に通常弾貫通力は同格LTトップクラスの数値を誇り、同格重戦車並のスペックとなる。更に榴弾貫通力も高めに設定されている。
ただし弾数が少なくなっており、発射速度の低さから弾切れ自体の心配はそれほどないが、弾種配分はよく考える必要がある。
- 75 mm LT Gun Mk.V
- 装甲
車体前面上部の傾斜部分で跳弾が期待できるようにも見えるが、その部分はたった15mmであるため跳弾もできない。
紙装甲なので被弾を避けるのはもちろんだが、Tier7最軽量レベルの重量ゆえ、軽戦車からの体当たりにも十分に注意する必要がある。 - 機動性
出力重量比は同格軽戦車の中でHotchkiss EBR?に次ぐ高さであり、加速はそれなりにスムーズ。
……なのだが、軽戦車としては遅めの最高速度と障害物での減速のしやすさの所為か、実際にはスペックほどの優秀さは感じられない。
また、旋回性能が同格軽戦車より一回り以上劣っており、運用上大きなストレスとなる。クラッチの名手の優先順位は他の軽戦車より高い。
機動性は軽戦車として総じて低いと言えるだろう。 - その他
車体は小さいが改良砲塔だとそれなりの車高となるため、隠蔽性はやや高めといった程度。
視認範囲も平凡であり、前述の機動性の低さと相まって走り偵察の適性は低い。
茂みに隠れるのは得意であり、置き偵察運用が多くなりやすいので双眼鏡との相性は良い。とはいえ前述した機動性・視認範囲のスペックから、偵察特化運用はやや難しい。 - 総論
後部(寄りの)砲塔・低DPM・低機動力という点でSP I C?と共通しており、全体的な印象が近い。
あちらと比べると、貫通力や弾速で優っており、単発火力や視認範囲で劣っている。特にDPMには致命的な欠陥を抱えており、単独での戦闘能力は大幅に劣化してしまった。
DPMを犠牲にした代わりに高貫通を強みとしているが、軽戦車ゆえに狙撃に徹するわけにはいかず、仮に狙撃しても低単発・低DPMが災いして脅威にはなりにくいのが難点。置き偵察を行いつつ、折を見て相手の視認範囲外から狙撃、という状況を作り出せれば理想的か。
前身のCrusaderよりは偵察向きにはなったものの、火力・偵察力の微妙さが目立つ現状の性能では、他国の軽戦車に劣っていると言わざるを得ない。戦闘終盤まで生き残れば軽戦車の強みを発揮できる機会も増えるので、粘り強く丁寧に運用していきたい。
Manticoreルートは基本的な立ち回りは最後まで変わらないので、この戦車から慣れていこう。
史実
1964 年、参謀本部は新しい戦闘偵察車輌の要求性能を策定しました。
研究開発、実物大の試作車輌、そして工学的改良試験のための 2 台 (冷却システムの試験用に 1 台、サスペンションおよびトランスミッションの試験用に 1 台) が 1965 年に完成しました。
更なる開発の結果、CVR (T) 車輌が生産されイギリス陸軍に配備されました。
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